本来、風が冷たく、寒さを感じるこの季節です。
近年、暖冬と言われるように温かい日がつづきますが、
2011年12月22日は、1年間の中で太陽が出る時間が一番短く、
夜が長いので寒くなります。
これを
毎年、12月22日前後が冬至になります。
冬至の行事は代表的なものとして、かぼちゃを食べて金運を祈り、
ゆず湯に入って無息災を祈るといわれています。
いまでは、季節に関係なく、たくさんの食べものがお店には出回っていますが、
昔は、冬にとれる野菜は少なく、保存できる野菜も多くありませんでした。
そんな中、夏が旬のかぼちゃは、保存がきき、
保存中に栄養素を失うことが他の野菜と比べて少なかったのです。
そのため、冬至の時期の貴重な栄養源でもありました。
かぼちゃの栄養素の特徴は、カロテンをたくさん含んでいることです。
カロテンは、体の中でビタミンAとなり、肌や粘膜を丈夫にし、
感染症などに対する抵抗力をつけてくれます。
昔から、「冬至にかぼちゃを食べるとカゼをひかない」といわれるのは、
ビタミンが摂りにくい冬に保存のきいたビタミンたっぷりのかぼちゃを食べて元気に過ごせるからなのです。
冬至の読み方の「とうじ」とお湯につかって病気を治す「
「柚子(ゆず)」も「融通(ゆうずう)が利きますように」という願いがこめられているのです。
また、ゆず湯に入ると肌がスベスベになる美肌効果があったり、
冷え性やリウマチにも効き、体が温まりカゼをひかないともいわれています。
さらに!ゆずのいい香りは、心と体のリラックス効果にも期待できます。
どんどん寒くなっていきます。
かぼちゃを食べて、栄養をとり、ゆず湯に入って体を温めて、カゼに負けない体を作りましょう♪